日本大学医学部案内
43/60

43当病院の産科は,平成14年4月より総合周産期母子医療センターとして認定され,母体・胎児集中治療室を有し年間に約800例の分娩を取り扱っています。 この中には多数の母体搬送(妊婦や胎児に異常が認められて当病院に緊急移送)の症例が含まれています。以前の妊娠・分娩で異常の認められた方や母体に疾患がある方などを診察するために,専門外来(ハイリスク妊娠外来)を設け,周産期専門医が予約制で診療しています。 NICU(小児科の新生児担当)及び小児外科との連携を密にして,週に1回カンファレンス,月に1回症例検討を行い,異常児が疑われる場合には出生前から児に対する対応を協議し,母児にとって最良の医療が行えるよう万全の策を講じています。 妊娠中は通常,健診,超音波検査,血液検査,尿検査,胎児心拍監視などを行っていますが,この他特殊な検査として,羊水・臍帯血採取による胎児染色体異常,先天性感染症,遺伝性代謝異常などについても必要に応じ行っています。 ハイリスク妊娠とは“母児のいずれか,または両者に重大な異常の出現が予測される妊娠”のことをいいますが,ハイリスク妊娠外来は妊娠中の異常徴候を早期発見し,適切な処置を速やかに実施して母児の危機を脱することを目的としています。そのため専門外来の診療は,周産期医療の専門医が担当しています。 また,板橋病院は平成21年3月より母体救命対応総合周産期母子医療センター(スーパー総合周産期センター)を運用しています。妊産褥婦の救急疾患合併(脳出血,心疾患など),産科救急疾患(羊水塞栓,子癇など),意識障害などの重篤な症状にも対応しています。主として,産科,救命救急センター,新生児科が対応するが,脳神経外科,麻酔科他,救急疾患を対応する全科の応援を得て行っています。対応する疾患は年間110件で年々増加しています。これらのことより多数な症例,希な症例を経験できるのが特徴であります。周産期における多数の症例,希な症例を勉強できる板橋病院Nihon University Itabashi Hospital総合周産期母子医療センター総合周産期母子医療センター板橋病院の役割

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です